為政者

吉野ヶ里遺跡

古代史に必ず登場する卑弥呼は、謎の多い女性です。魏志倭人伝という中国の書には倭国の女王と記されています。卑弥呼は邪馬台国の女王と言われていますが、間違いであるといった学説もあります。

又邪馬台国の所在が九州なのかそれとも畿内なのかこれも学説様々です。奈良県の三輪山の麓にある纏向遺跡(まきむくいせき)は弥生時代終末期の都市ですが、ここが邪馬台国と言われ、近辺にある箸墓古墳(はしはかこふん)は全国11番目の大きさで女王卑弥呼の墓といった説があります。

いずれにしても謎の多い人物ですが卑弥呼が治めていた国は卑弥呼の占い?によって成り立っていたのが通説です。彼女は骨を焼き、割れ目を見て占うという所謂、卜術(ぼくじゅつ)をよく行う巫女、シャーマンであったようです。

箸墓古墳

箸墓古墳(はしはかこふん)

247年から248年に死去したといわれていますが殺されたようです。巫女としての力が衰えると、次の巫女が必要となり、次の巫女に力を授けるため殺されるようで古代では当たり前のようでした。時代が降るにつれて年号を変えるとか遷都といった方法がとられるようになりました。

衆議院選が終わりました。短い選挙戦でしたが半ばまでは与党過半数確保といった記事が読売新聞を中心に報道されていましたが、後半になると一転して過半数割れの記事が紙面を賑わしました。終わってみれば予想通り与党は大きく議席を減らし過半数割れとなったのはご存じのことかと思います。

今回の選挙戦野党第一党の立憲民主党は自民党の裏金問題を選挙戦の主体に置き攻め続け与党は防戦一方でしたが、その合間を縫って国民党が103万円の壁といった政策を打ちだしユーチューブを通じて20代30代の若者の心をとらえ大躍進しました。今年の東京都知事選も石丸信二候補がユーチューブを使い大躍進を遂げたのは記憶に新しいところです。

立憲民主党の候補、蓮舫議員はこれで敗れているので立憲民主党は学んだはずなのに、そういわれてみれば今の政治家はみんな昔の名前で出ていますといった感じで選挙戦はまるで変っていません。所謂、地盤、看板、鞄の選挙戦です。選挙戦も変わらなければ‼

投票

そもそも政治家が使う私の不徳の致すという言葉は、聖武天皇が「自分に十分な徳が備わっていないことがよくない結果を引き起こした」といった意味の文法的な言い回しです。国に疫病がはやる、民が苦しんでいるのはすべて自分の責任であるといった重大な回しであり、秘書が寄付金を記載漏れしたといったときに使うような低レベルの話ではないようです。

外交、経済、物価等政策論を戦わせなければいけない今、卑弥呼、聖武天皇のように強い責任感と、徳を持った政治家が登場しないでしょうか?

話は変わりますが大谷選手よかったですね。今年一番のニュースです。ところで米国で一番有名なスポーツ選手は誰だと思いますか?大谷選手でも大坂なおみ選手でもありません。フードファイター小林尊氏、あのホットドックの大食い選手です。米国はなんと面白い国か‼