9月1日は防災の日でした。ご存知のようにこの日の由来は、今からちょうど100年前の1923年(大正12年)に起きた関東大震災を教訓にあらゆる防災に備えるよう心掛けるために制定された日です。震災による死者行方不明者は10万5千人、これは我が国の自然災害史上最悪の数字です。
又9月1日は二百十日に当たります。二百十日は雑節の一つで立春から数えて210日目に当たります。この他に二百二十日もありますがいずれも自然災害に備える気持ちを忘れぬよう厄日として定められたようです。
晴天に特異日(11月3日)というのがあるように台風にも特異日があります。9月16日~17日(1945年枕崎台風、1948年アイオン台風、1961年代室戸台風)、9月26日~27日(1954年洞谷丸台風、1958年狩野川台風、1959年伊勢湾台風)です。
今年9月に発生した台風は2個と気象庁が統計を開始した1951年以降最も少なくなりました。しかし記憶では線状降水帯なるものが毎日のように発生していたような気がしますが?兎も角、暑さも雨も異常な月でした。『暑さ寒さも彼岸まで』は死語となり四季がなくなり冬の次は夏になるのでは?
医学界でも100年振りの珍事?がありました。9月22日日本糖尿病学会と協会は合同で
会見を開き糖尿病の新しい呼称として『ダイアべティス』を提案すると発表しました。なんでも現代の医学においてこの名称は病状を正しく反映してないとのことでしたが、慣れるまでピンときません。
経済界では揺れに揺れていた東芝の上場廃止が決定的となりました。東芝のルーツは
1875年にさかのぼりますが、上場は1945年5月1日東京証券取引所が再開した日に
取引が始まりました。早ければ本年12月に74年の歴史に幕を閉じることになります。最も会社自体は存続しますが。
そういえば西武百貨店のストライキも百貨店業界では60年振りだそうです。そして9月30日、日本製鉄、呉の製鉄所が全休止となり72年の歴史に幕を閉じました。呉の製鉄所と言えば元、呉海軍工廠としてあまりにも有名、そうですあの戦艦大和が建造されたところです。因みに大和型2号艦として建造された武蔵は長崎県の三菱重工業長崎造船所です。
余談ですが武蔵と大和の戦艦色は微妙に違います。戦艦武蔵の色は佐世保海軍工廠色で、戦艦大和の呉海軍工廠グレーより黒いことが残された写真よりわかっています。
いずれにしても戦後の日本をけん引してきた企業が2023年度下半期のスタート前に、
相次いでなくなることは非常に残念ですがこれも時代の流れでしょうか、、、