長い人で九連休の年末年始でした。帰省、観光がかさなり各駅とも大混雑の正月でした。新幹線、飛行機など交通手段も便利になり移動時間も短縮されましたが、その昔、165系という電車が走っていたころは長時間の移動は当たり前でした。
オレンジとグリーンの2色の車両は四人掛け固定シート、窓際に簡単なものを置く台があり、台の下には当たり前のように灰皿がついていました。栓抜きもついていたような気がしますが?
移動時間も長いため隣人とも話すようになります。今の時期ですとミカンをくれる人もいましたし、トリスのポケット瓶で一杯飲ましてくれる人もいました。また手作りのお弁当をすすめてくれる人もいて会話も弾み学生は出身校から生い立ち、勤め人は会社の内容まで話してくれました。私の先輩は車中で出会った方に入社を進められ一部上場企業に入社しました。列車の中が面談会場だったようです。

国鉄 165系
信越線に横川という駅があります。軽井沢の一つ手前で碓氷峠を上がるために機関車の増結を行います。このため10分ほどの停車時間がありました。横川駅の名物は荻野屋の「釜めし」です。
165系は窓が開きますから窓から駅弁屋を呼びます。みんな群がるように買います。やがて列車が出発するころには完売、売り子さん達が最敬礼して列車を見送ってくれます。窓際の放は手を出して呼べますが、通路側の方は呼べません。そこで横川駅の前に窓際の方に依頼して買ってもらいます。
もちろん赤の他人ですかが横川につく前に会話が弾み仲良くなっているためこのようなことが起こるのでしょう。まさに袖振り合うも多生の縁でした。勿論すべての人がといったわけではありませんでしたが、、、
バイデン大統領が息子のハンター・バイデン氏に恩赦を与えました。2018年に違法な薬物を使用したにもかかわらず、使用していないと虚偽の申告をして銃を不法に購入した罪などに問われ有罪の判決が出ており、12月中に量刑が言い渡されるはずでした。
バイデン大統領はこれまで司法の判断を尊重するとして息子には恩赦を与えないとしてきましたが、任期を終える前に方針を一新させました。これと同時にバイデン大統領は例のUSスティール買収問題も阻止すると発表しました。同買収を審査してきた対米外国投資委員会は国家安全保障上のリスクについて省庁間で意見がまとまらず大統領に判断を委ねていました。
次期大統領のトランプ氏も買収阻止を表明している為、買収問題は司法の場に移ることになりますが、それにしても米国大統領の権限は非常に強いものです。側近との会話はないのでしょうか?それとも側近に意見をする人がいないのでしょうか?
トランプ氏の人事を見ていると大統領の意見に反旗を翻すとすべて首を切られるような感じがします。我が国の首相とは大変な違いかと思います。いずれにしても会話がない買収問題は暗礁に乗り上げたようです。